SAGA HOUSEについて

このたび思文閣は、京都の中でも屈指の景観を誇り、日本文化の粋が集う地 、嵯峨野に
新たな“美”を育み、発信する「嵯峨ハウス」を設けました。

ここ嵯峨野は、小倉百人一首発祥の地。
平安時代の公家・藤原定家は、嵯峨小倉山に築かれた山荘を装飾するため、
古来詠まれてきた和歌のなかから百名の歌人による秀歌を撰び、
美しい色紙に、美しい筆跡(ふであと)でしたためました。
定家による唯一無二の撰歌は、有形無形に今も日本人の生活に深く関わっています。
いっぽうで、伝統文化が色濃く残る京都で暮らす人びとは、進取の気性に富み、
国内はもちろん、海外からも新たな文化を積極的に取り入れ、縦横に発展させてもきました。

―― 現代(いま)伝え 広めたい“和の美”が この地で生まれる――

併せて、思文閣では「嵯峨ハウス」を拠点に、「小倉山プロジェクト」を始動します。
本プロジェクトでは、ジャンルや国籍、年齢などあらゆる枠組みを超え、気鋭の作家たちに屏風の制作を依頼します。
作家は、小倉山の澄んだ空気に包まれながら新たな美と創造を模索します。

新たな出会いが皆様をお待ちしています。